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催眠術の正しい基礎知識!「かかる人」と「かからない人」の違い

催眠術の正しい基礎知識!「かかる人」と「かからない人」の違い

今回は、催眠術の基礎についてご説明して行きます。これから催眠術を覚えたいと思っている初心者の方は必ず読んでください。

さて、催眠術と聞くとあなたはどんな印象ですか?

「賢い人は催眠にかからない」「精神的に弱いと催眠にかかる」など、催眠に関しては色々な憶測があります。

その催眠に関する疑問の真偽について全てお伝えします。この記事を読み終わったとき、あなたは催眠術の基本的な知識がほとんど身についていることでしょう。

それでは「催眠」の不思議を少し探ってみましょう!

 

催眠って?

催眠と言っても、その種類は大きくわけて2つあります。

まず一つ目はテレビでよくみる「催眠」、一般的に「舞台催眠」「ショー催眠」と呼ばれる娯楽を目的としたもの。もう一つは「催眠療法」と呼ばれ、心理的な悩みを改善する目的のものです。

催眠の歴史を紐と説くと、古くは古代エジプトのパピルスに催眠に関する記述があったり、古来からシャーマンが宗教的儀式などでも用いていたことがわかっています。

現在の催眠の元となっているのは、18世紀後半にドイツの医師、フランツ・アントン・メスメルが提唱した動物磁気説にあるとされています。

「磁石は放射線によって人体に影響を与える」という説を提唱し、その実践的実験をメスメリズム(催眠術)と呼ばれていました。

どの時代であっても「催眠」の元をたどると、その目的は人間の体や心の病を治したり、痛みを軽減させる治療目的だったことが分かります。

ショー催眠は娯楽性が高いことで広く浸透し、そこから近年の「催眠」=「ショー催眠」の印象がついたのかもしれません。

英語では、催眠を「ヒプノシス(Hypnosis)」、催眠療法を「ヒプノセラピー(Hypnotherapy)」といい、その語源はギリシャ語の”眠り“”睡眠“を意味する”HYPNO“からきています。

この語源からわかるように、「催眠」はわりとシンプルなもので、一般的には「睡眠に似た状態」のことを指します。

催眠をかける側、つまり催眠療法士や心理カウンセラーは、クライアントをリラックスさせ、睡眠に入るような状態に誘導し、その上で必要な暗示をかけていくのです。

カウンセラーとクライアントという形だけでなく、電車の中でウトウトしていたり、テレビを見ながらうつらうつらして、体も心もリラックスしている状態や読書などに没頭し時間の経過が分からなくなるときなど、物事に集中しているときも私たちは催眠状態にあります。

つまり、「催眠」は特異なものではなく、私たちが日常的に体験しているものなのです。

ということは、無意識の内に誰もが「催眠」を体験し、催眠に似た状態にかかっていると言えます。では、催眠療法士やカウンセラーから催眠をかけてもらう場合はどうでしょう?誰もが催眠にかかるのでしょうか?

 

「催眠にかかる人」は精神的に弱い人?

ショー催眠が一般的な催眠だと誤解されているように、「催眠にかかる人・かからない人」に関しても誤解があるようです。

一般的に言われている誤解の一つは「催眠にかかる人は精神的に弱いため、カウンセラーの誘導に素直に従い暗示がかかりやすいー」というもの。何となく納得できそうな理屈ではありますが、驚くことに実際は真逆なようです。

催眠状態にあるとき、私たちの脳の中ではアルファー波という脳波が出ていることが確認されています。このアルファー波が出て、集中力が大変高くなっている状態にあります。

催眠状態が睡眠状態に近いとされているものの、脳内では別のことが起きているのです。

催眠状態にあるとき、私たちは集中力が高い状態にあります。読書に集中し、周りの声が聞こえなくなったり、時間の経過がわからなくなるような状態です。

「精神的に弱い人」よりも「精神的に強い人」の方が「催眠にかかりやすい」と言われる理由がここにあります。

精神的に弱い人は物事に集中するような状態に自分をもっていくことが困難だとされています。

だからといって催眠にかからない、ということではありませんが、集中力を高めることができる人、精神的に強い人ほど、「催眠にかかることができる」と言えるのです。

 

 

催眠にかかる3つ条件 

ヒプノシス・サスセプティビティー・スケールと言われるテストがあります。クライアントがどの程度催眠にかかりやすいかを判断するためのテストで、この開発によってより「催眠」に関してのリサーチが進みました。

このテストによって、クライアントが催眠にかかる可能性が「高い人」「中間の人」「低い人」の3つに分けられます。

多くのテストの結果によってわかったことは、全体の約80%は「中間の人」に当てはまり、残りの内、10%が催眠にかかる可能性が「高い人」、10%が「低い人」に分かれることが分かりました。

つまり、私たちの中には、催眠には「かかる人」と「かからない人」が明らかにいるようです。

Karen Riley Hypnotherapyによると、催眠には必要な3つ条件があります。

  1. 最低限の知識
  2. カウンセラーの誘導、指示に従える能力
  3. 催眠にかかりたいという気持ち

3つとも当たり前のように思える内容ですが、実はこの基礎的なことがとても大切なのです。

言葉によって誘導していく催眠療法は、言葉の理解力が重要なポイントとなります。言葉を学んでいる最中の赤ちゃんには催眠がかからないということです。

カウンセラーの誘導、指示を聞き取り理解し、その指示に従うということも、当たり前のことですが必要な条件であることは明確です。

そして、一番重要なのは3つ目の「催眠にかかりたいという気持ち」。この気持ちがない場合、クライアントを催眠療法に導くことはできません。

どんなに経験豊富で腕のいいカウンセラーであっても、「自分は催眠になんてかからない。催眠にかかってたまるか!」というような強い思いがある相手には、催眠をかけることは困難です。

しかし視点を変え、なぜ『催眠にかかりたくないのか』という部分をカウンセリングによって紐解いていくことはできるでしょう。

 

「催眠にかからない人」は「催眠にかかりたくない人」

催眠に必要な3つの条件からもわかったように、「催眠」には私たちの「意志」が重要となります。「自分は催眠にかからない」という人は、本当に催眠にかかりたいと思っているのでしょうか?

私たち人間には、自分のことを守ろうとする「防衛本能」があります。生身の身体を守るだけでなく、私たちの心を守るために相手との距離をとったり、傷つきそうな状況からは回避しようとします。

「催眠にかからない人」は、実は「催眠にかかりたくない人」である可能性が高いのではないでしょうか。

恐らくその人の根本には、「催眠状態になると自分の意志に反して、色々なことをしゃべってしまう」「催眠にかかると相手の想い通りにコントロールされてしまう」など、一般的に信じられている催眠に対する誤解があります。

つまり、自分にとってマイナスなことがある、と信じている可能性が高いということです。

催眠にかかることが自分にとってマイナスだと信じている人は、催眠にかかりようがありません。これは、私たち自身の身体が自分を守るために動いている証拠です。

先に書いたヒプノシス・サスセプティビティー・スケールは、いくつか種類がありますが、どれも最初の段階で催眠に対する間違った理解を正します。

つまり、被験者が「催眠はこういうものだ」「催眠にかかるとこうなる」と決めつけているもの場合、その抵抗感から催眠にかかりにくくなるということがわかっているからです。

最初に書いた娯楽目的のショー催眠にかからない人は、そもそもその催眠を信用していなかったり、「かかる必要はない」もしくは、「かかりたい」とも思っていないのではないでしょうか?

自分の抱えるトラウマや心の痛みを本当に和らげたいと思っている人には、催眠は有効に働きます。それはクライアントの意識が「傷ついた心を治す」ことへ向いているからでもあります。

同時に、催眠に対して正しい知識をもっているからかもしれません。

催眠に対して正しい知識を持ち、誤解も解けた。それでも「私は催眠にかからない」と思っている人。安心してください。あなたは今のところ「催眠にかかる必要がない人」という事かも知れません。

 



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