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自分でできる退行催眠!過去に戻って不調を癒す方法

自分でできる退行催眠!過去に戻って不調を癒す方法

退行催眠というのを、聞いたことがありますか?

身体的な問題が見つからないのに、体の不調を訴えることがあります。それが、心理的な原因によるものであることが、ストレスの多い現代社会では珍しくありません。

体の不調には、不眠、頭痛、過呼吸、めまい等、多くの症状が見られます。それらの症状を軽減するための一つの方法として、退行催眠というものがあります。 

 

退行催眠とはどんなものでしょうか?

人間は、どうしても耐えがたい心理的苦痛を覚えると、それを無意識に忘れようという習性があります。しかし、その心理的苦痛を忘れたつもりでいても、その苦痛が身体症状に現れることがあります。

この心理的苦痛を一般的に「トラウマ」と呼びます。トラウマは、本人の無意識の中に隠れているために、なかなかその原因をつきとめることができません。

そこで、その治療に使われるのが、退行催眠です。

具体的には、その心理的苦痛となる原因となったものを、もう一度体験する、つまり追体験することで、その苦痛を解消することができます。追体験をするために、その苦痛を体験した“まさにその時”に戻る必要があります。

そのまさにその時=過去に戻る方法として、退行催眠が使われます。

退行催眠では、半覚醒したトランス状態にさせた後に、「その心の傷ができた時まで、人生を戻ってみましょう。」という暗示を与え、その人がその心理的苦痛を体験したところまで戻るように誘導します。

トランス状態に入ることで、人は意識の中では覚えていないトラウマを思い出し、追体験ができます。その経験により、心の傷を治し、そのことによって、身体的な症状も解消することが可能になります。

 

退行催眠をすすめていくと?

退行催眠を治療法として使っている時に、偶然現世とは違った過去世に戻ってしまったとういことが起きました。

アメリカの精神科医、ブライアン・ワイズ医師が、それまで子供のころに退行催眠を何回か繰り返しても、効果の上がらない患者に対して、「その原因のある過去に戻るように」と指示した時に、それが起こりました。ワイズ医師も予想していなかったことでしたが、これにより、治療の効果を得ることができました。

しかも、それにより、人は輪廻転生を繰り返し、過去世が存在していることも証明されました。この退行催眠は、前世療法ともいわれ、今は“ヒプノセラピー”という心理療法として行われています。

 

退行催眠のやり方は?

患者を横に寝かせ、ゆったりとした状態にします。セラピストが「20から順に数を数え、1まで来たら、過去世にもどりますよ」と暗示を与えた後に20から数え始めます。

一回の治療で過去世に戻れる人もいれば、そうでない人もおり、それは人によるようです。過去世は、いくつも出てきます。

中には、過去世だけでなく、一つの人生と次の人生の中間世と呼ばれるところにさかのぼる人もいます。

このように、専門家に頼ることもできますが、自分で退行催眠をかけるやり方もあります。

自分自身で退行催眠を行い、過去世がわかることで、今世今現在苦しんでいる理由がわかる可能性があります。

自分でやるやり方は次の通りです。

1)場所は雑音が入らない少し暗い部屋を用意します。このとき、自分がリラックスできる工夫をします。たとえば、ヒーリング用の音楽をかけたり、アロマをたいたりします。

ベッドに寝るか、ソファに深く腰掛けるなど、全身の力が抜ける状態にします。もし、椅子を使う場合は、足を下につけておくようにします。

2)目を閉じて、全身の力を抜いたらば、手足が重くなったと暗示をかけます。重くなったと思ったならば、次はおなかが重くなったと暗示をかけていきます。こうすることで、次第に気持ちのよい状態になってきます。

3)こうして、催眠状態に入ったところで、下に降りていく階段をイメージします。

4)階段をゆっくりと降りて行きます。階段を下まで降りたところにドアがあります。そのドアを開けたところが社会人になったときです。

5)さらに、奥に進んでいくごとに大学生の時、高校生の時、中学生の時、小学生、幼稚園生の時と、順を追って記憶を遡っていきます。その途中で、自分の中で思い出せない、思い出しにくいという記憶があるとしたら、そこに、苦痛の原因がある可能性があります。ゆっくりと、そこに何かが浮かんでくるのを待ちます。何かが浮かんできたならば、その状況を観察します。

6)その後もさらに奥へと入っていきます。やがて、記憶が何もないところまでたどり着きます。記憶を無理に思い出そうとすると、黒い幕のようなもので隠されたような暗い深い闇がイメージされます。

7)その暗い闇に、飛び込んだ先に過去世の記憶があります。

あらかじめ時間を決めて、起きられるようにアラームをセットしておいたほうが、眼むってしまってみたものを記憶できない心配がありません。

このように、過去の記憶を思い出すことで、今まで治らなかった体の不調が治ることがあります。

 

まとめ

過去世を思い出すことで、現世の自分を肯定できるようになり、心が落ち着くようになります。

一度でできないかもしれませんが、回数を重ねるごとにうまくなり、自分自身を癒せるようになります。ぜひ試してみてください。

 



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