ボキャブラリーが少なくて、言いたいことも言えず、悲しい思いや悔しい思いをしてしまったことはありませんか？
あるいは、言いたいことがあっても、そのことがその状況にぴったりの言葉でなかったために、恥ずかしかったり、はがゆかったりしたことはありませんか？
人間の能力は言葉だけで測れるものではありません。しかしながら、一般的に言葉の少ない、ボキャブラリーのない人は、能力自体が低いとみなされてしまう場合が多いのも現実です。
ボキャブラリーが豊富ならば、他人との会話の中で、変化のある表現ができ、相手を喜ばせたり、驚かせたり、感動させたりすることができます。もちろん、反対に、悲しませたり、苦しめたりもできます。人生を楽しむためにも、ボキャブラリーがあったほうがよいでしょう。
それでは、ボキャブラリーを増やすためにはどういったことをすればよいでしょうか？
言葉に触れる機会をふやす
これは当たり前のことですが、言葉に触れる機会を増やせば、は自然に身についてきます。
小説を読む
好きなジャンルだけでなく、自分があまり読む機会のない本にもチャレンジしてみましょう。それまでは、使うことのなかった語彙をたくさん見つけることができます。
日本語でない本を読む
これは少し面倒ですが、日本語ではない本を読むときは、いちいち辞書で調べながら読むことになります。こうすることで、一つの言葉を調べた時に、他の言葉まで一緒に知ることができます。
新聞や雑誌を読む
今はインターネットの時代なので、わざわざ新聞や雑誌を読む機会が減ってきています。インターネットで見る場合は、画像もついてくるので、なんとなく意味がわからなくても、その内容を把握することができます。
そのため、言葉自体を覚えたり、確認しなくて済むことになります。これでは、ボキャブラリーがつきません。新聞や雑誌の活字だけを観て、その場面が想像できるように語句を読むことで、ボキャブラリーがつきます。
できれば、新しい表現や気に入った表現は、メモをとっておくようにすると覚えやすく、会話に取り入れやすいです。
語句の意味を想像する
意味がわからなくても、その前後の文章の流れから意味を推測してみましょう。それにより、その語句の本当の意味が理解しいやすくなります。そうすることで、他の場面でも使うことが出来るようになります。
語句を調べる
日本語でもわからない単語は結構あるものです。前後の文章を見ても意味が分からない単語はぜひ調べてください。調べるためには引いたり、人にきいてみたりしてみてください。インターネットで検索してもいいと思います。
いろんな人と話をしてみる
いろんな人と会うそれまで自分の生きている世界では使うことのなかった言葉を知ることができます。また、他の人の話の中での、語句の使い方を研究して、それをマネすることもできます。
言葉の使い方がうまい人は、説明もうまく、聞いていているだけで、自分の頭の中が整理されていくことがわかります。そういう人の語句をマネしてみるのもいいと思います。
日常生活の中での言葉を気にしてみる
例えば、テレビの中で、誰かが話をしている言葉でも、普段は何気なく見ていて気にも留めない言葉があったりします。よく注意することで、新しい言い方や、表現が出てきたりします。
テレビの中では、それが、ちょうどよい場面でつかわれていることが多いので、すぐに使うことが出来るお手本になります。
言葉をつなげる訓練をする
知りえた言葉を、つなげて文章にする訓練も効果的です。その場合、きちんと脈略のある意味の通った文章にしなければなりません。語句の本当の意味を、きちんと理解していなければできません。
一つの言葉を別の言い方に置き換えてみる
言葉を別の言い方に置き換えてみるのは、語彙を増やすいい方法です。日本語には、たくさんの表現があるので、いろんな言葉に置き換えることができます。表現の方法にも、これを使って、増やすことができます。
言葉を実際に使ってみる
それまで使ったことのない言葉や、意味がよく分からなかった言葉を、自分で理解できたことを確かめるために、実際の会話に使用してみることは最も大切なことです。使ってみたら、実際の使い方とは違っていたり、自分が思うような効果がないかもしれません。
頭の中だけで、物事の説明をする訓練をする
他の人と話すのではなく、自分の頭の中で、自分が知りうるあらゆる語句を使って、物事を説明する訓練をします。そのとき、実際に自分がほかの人に説明しているような感じで説明すると良いです。
もし、こういう風に聞かれたら、こういう言葉や表現で対応しようと、会話のリハーサルをしてみます。これにより、語句を確認できるだけでなく、自分が言いたい言葉を本当に持っているのかどうかがわかります。
もっていなければ、探せばいいのです。これでも、語句は増やせます。
実際の場面で説明してみる
頭の中だけでなく、実際にほかの人を相手に向かって物事を説明してみましょう。これにより、自分の使い方が正しいか、効果のある使い方をしているかがわかります。
まとめ
このように、普段の努力を積み重ねることで、ボキャブラリーは大きく伸びます。話が旨い人は言葉を大切にしています。より多くの言葉を知っていたほうが、いざというときに役に立ちます。
武器は多いにこしたことはありませんよね。
