「女性にモテたい・・・」
男性なら誰しもが一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
しかし現実というのはいつもシビアなものです。まさか「理系か文系か」という区別だけで、モテるかモテないかがわかってしまうのですから・・・そうです。実は脳科学的に言って、理系脳の男子よりも文系脳の男子の方がモテるということが明らかになっているのです。
ただこんなことをいうと、一部の人は
「そんな!俺は理系だけどモテるぞ!」
「俺は文系だけどモテてない!」
と声を荒げるかもしれません(笑)。しかしそれらの矛盾も、今からご説明することを知れば、合点がいくはずです。なぜ理系脳の男性よりも文系脳の男性の方がモテるのか?
その原因は、男性の脳ではなく、女性の脳にあったのです・・・
文系脳が多いのは女性だった
まず文系脳の人の特徴として言えるのは、直感的に考えることが多く、知識を得るのも得意だということです。文系で扱う科目は国語や歴史など暗記科目がメインですから、これはなんとなくわかりますよね。さらに文系脳の人は、理系脳の人に比べて美的センスも持ち合わせています。
そして何より興味深いのは、脳の構成上、女性の方が文系脳が多いということです!
諸説あり、まだ正確には解明されていないのですが、女性の場合は右脳と左脳をつなぐ器官が大きいことが原因だと言われています。
よく女性って複数のことを同時進行でやってたりしますよね?電話しながら料理をつくったり、テレビを見ながらメールを打ったり。あれができるのは、右脳と左脳をつなぐ器官が大きいからなのです。集中を分散させることができるので、同時進行で複数のことを行えます。
だからこそ、逆に一点集中が苦手というのも女性脳の特徴の一つです。テレビとかで見かける、いわゆる職人さんと呼ばれる人たちに女性が少ないのもうなずけます。
文系脳女子は文系脳男子を求めている
じゃあ文系脳女子が理系脳男子と会話したらどんなことが起きるでしょうか?
仮に文系脳女子をA子、理系脳男子をB助としましょう。
A子「この間友達の⚪︎⚪︎ちゃんが彼氏と△△に行ってきたんだって♪」
B助「へー、それで?(それが俺に何の関係があるんだ?)」
B助に共感してしまったら、あなたは理系脳男子である確率が高いです。
この会話の中に、理系男子がモテない大きな理由の一つが現れています。それは、思考が極めて論理的で、理屈っぽいということです。
要するに、理系脳男子は「察する」ということが大の苦手なのです。
ではB助が文系脳男子だったらどんな会話になるでしょうか?
A子「この間友達の⚪︎⚪︎ちゃんが彼氏と△△に行ってきたんだって♪」
B助「マジで?あそこ面白そうだよね!俺らも一回行ってみようか!」
そしてこの後は二人仲良くデートの計画を立てることでしょう。つまりA子はB助に察して欲しいのです。態度や雰囲気、抽象的な言葉から意図をくんでほしいわけです。それをできるのが文系脳男子というわけです。
それがうまくできない理系男子はなぜ女性が機嫌が悪くなるのかもわからず、しまいには女性を理解することをあきらめたりトラウマになったりして、ゲームやアニメやアイドルといったバーチャルな世界に身を置いてしまいます。
理系脳だけどモテるのは「女性の言葉は察するものだ」ということを知っているからで、文系脳だけどモテないのは、脳の系統以前に「相手の気持ちを汲み取る力」が弱いということです。
おまけ
最後に「文系脳」、つまり「右脳」に関する一つの誤解を解いておきます。
右脳型の人間は極めて直感的で、ともすれば短絡的で無計画な人(少なくとも知的ではない)というイメージすら持つ人がたまにいますが、全くそんなことはありません。
というよりも、そもそもどちらか片方の脳を積極的に使うという行為自体、脳の仕組み上は難しいことなのです。
例えば、プロの棋士たちをイメージしてみてください。天才と言われる人が多い一流の棋士の頭の中は、常人では理解できないような情報処理がおこなわれています。達人と呼ばれる人のなかには、理詰めで数百手先を読む人もいると言われています。まさに左脳を駆使した論理の世界ですよね?
でも実は、プロの棋士たちが対局するときは、右脳も同じくらいたくさん使っていることがわかっています。なぜなら、彼らは論理的に、理詰めで将棋を打ちながらも、頭の中でそれらのシミュレーションを映像化して、常に盤上を頭の中に描いているからです。
かの有名な物理学者アインシュタインも同様でした。物理学者なんだから当然、左脳ばっかり使ってたんでしょ?と思われがちですが、正確には彼は様々な問題を図形化することで、その図形を使い、思考をふかめていました。
そのため、文系脳(=右脳)型の人間だからといって、決して知的ではないということはありません。
まとめ
人間の脳というのは、右脳と左脳が完全に分けて働いているわけではありません。いつもほぼ同時に機能しているのです。
究極的には人間の脳に文系も理系もないわけです。客観的に考えて、二種類の系統の人間がいるんだということです。
少なくともその系統を理解して前提に行動すれば、今よりもっと器用に生きられるのではないでしょうか?