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催眠出産で家族の絆を深めよう!ヒプノバーシングの温かいメリット

催眠出産で家族の絆を深めよう!ヒプノバーシングの温かいメリット

出産を控えた妊婦にとって不安はつきものです。初産であれば、なおさらでしょう。

特に陣痛や出産時の痛みは不安の大きな要因となり、これらの痛みに対する不安を感じる女性は半数近くに上るとも言われています。

そういった不安や恐れは妊婦の情緒を不安定にするだけでなく、出産時の痛みが増したり、体が緊張しすぎるために難産になってしまう恐れがあります。

そこで、出産への不安や恐れを取り除き、リラックスした状態で出産を行うためのプログラムが「催眠出産」です。

「ヒプノバース」「ヒプノバーシング」などとも呼ばれています。

 

催眠出産 

催眠出産とは、「子供を産むことはごく“自然な”ことであり、女性は本来、潜在的に“健康”で“心地よい”出産を行う能力を備えている」ことを前提として、簡単な自己催眠や、リラクゼーション、呼吸法などを用いて女性の体に本来備わっている自然出産能力を引き出す教育プログラムです。

妊婦とそのパートナーは一緒に出産の仕組みを初歩から学び、出産に関する正しい知識や、本来持っている出産能力について学びます。

そして、リラックスが体に与える影響を知り、恐れや緊張、痛みをなくすためのリラクゼーションや呼吸法、イメージ法を行ってリラックスして分娩過程へ入る方法を学びます。

催眠出産に臨むときには、妊婦は意識を失ったり、眠ってしまうわけではなく、リラックスして自分をコントロール出来ている状態となり、赤ちゃんと自身の体が協力しあって、穏やかで心地よい自然な出産を行うことができるのです。

 

催眠出産の歴史 

1920年代にイギリスの産婦人科医ディック・リードが「恐れや不安(Fear)緊張(Tension)がなく、リスク出産でもない場合、出産には痛み(Pain)は伴わない」というFTP理論を唱えました。

そのFTP理論に基づき、1989年にアメリカ人ヒプノセラピストのマリー・F・モンガンが開発した、ヒプノバーシングのプログラムによって、1990年に世界初のヒプノバーシングベイビーが誕生したことから始まりました。

現在では世界各国で実施されています。

 

催眠出産の5つのメリット

 

メリット1:妊婦の負担軽減

出産を控えた妊婦の不安や恐れを取り除き、マタニティブルーなどの精神的な負担を軽減します。分娩時の問題が生じにくく、痛みや出血量も少なという報告もあります。

産褥期の回復も早く、産後の精神状態も安定して、産後鬱などリスクも軽減されるとも言われています。

 

メリット2:生まれてくる赤ちゃんの情緒の安定 

催眠出産で自然分娩に近い形で出産された赤ちゃんは、環境適応能力が高く、夜泣きが少ないという研究結果も出ています。

また催眠出産で生まれた赤ちゃんは、落ち着いて、穏やかな性格をしており、育てやすい傾向にある様です。

別の調査では、赤ちゃんの情緒は母親の情緒と関連しているとのデータもあり、母親がリラックスして出産を迎え、安定した精神状態で愛情を持って赤ちゃんに接することができるため、この様な効果が得られるのかも知れません。

 

メリット3:麻酔の副作用リスクの軽減 

同じ様に痛みを伴わない出産方法に、無痛分娩というものがあります。これは麻酔を使用して出産時の痛みを緩和する方法ですが、麻酔を使うことにより、以下の様なリスクが発生します。

 

  • 麻酔薬による副作用

体質による個人差がありますが、軽い血圧低下、皮膚のかゆみ、吐き気、頭痛、発熱などの副作用があります。

 

  • 硬膜外麻酔法のリスク

皮膚が弱い女性の場合や、妊娠によって増えた脂肪のせいで、まれに背中のカテーテルが皮膚を圧迫して軽い炎症を起こすことがあります。

また、ごくまれなケースですが硬膜外麻酔が髄液に入って上半身まで麻酔が広がり、呼吸困難や意識を失ったりすることがあります。硬膜外カテーテルが血管に入ってしまったりすると、舌や唇のしびれ、痙攣をおこすこともあります。(局所麻酔中毒)

 

  •  麻酔専門医の不足

日本で麻酔医が相対的に不足しており、技術や経験が豊富な麻酔医が24時間常駐している病院は多くはありません。

そのため、麻酔医がいないタイミングでの出産を避けるため、陣痛誘発剤などによる計画出産を行うことが多い様です

 

メリット4:医療介入リスクの軽減 

どうしても医療介入の必要があるリスク出産のケースもありますが、そうでない場合には、催眠出産を用いることで陣痛促進剤・陣痛誘発剤、会陰切開、帝王切開、鎮痛薬、麻酔薬などの人工的な医療介入の必要性を最小限に抑えることができます。

特に会陰切開、帝王切開の様な医療介入による産後の母体への影響は大きく、産後鬱の原因になったり、子育てもままならないといったことにもなりかねません。

 

メリット5:パートナー、赤ちゃんとより強い絆で結ばれる 

催眠出産においては父親(またはパートナー)は部外者ではなく、とても重要な存在となります。

妊婦と一緒にプログラムを受け、妊娠中は積極的に女性をサポートし、出産には単に立ち会うだけでなく、能動的に出産に関わることになります。

その結果として、父親(パートナー)と赤ちゃん、母親との間に通常の出産よりも強い絆が生まれることとなります。

 

まとめ

不安や恐れを取り除き、リラックスして出産、育児に臨め、その後のよい夫婦関係、親子関係を築ける催眠出産。

世界的にもナチュラル志向の女性が増えつつある昨今、「自然な形」で「安心」できる出産方法として、催眠出産が注目を集めています。

出産はよい家族関係を築くスタート地点です。あなたはどんな出産を望みますか?

 



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