「その1」は読んでいただけましたか?その1では「緊張」「姿勢」「共感」「自己開示」をお伝えしました。
会話にも自信がついてきましたか?
今回はステップアップとして、次の2点をお伝えします。
- 女性が会話をし易い状況を生み出す方法。
- 女性が話を広げやすい会話術
この2点を抑えるだけで会話の質も量も増えます。
合コンなどの食事を交えての会話では長時間になることもありますよね?そんな時に「しまった!話題が尽きた!」となると、長い沈黙が襲ってきます。
よく言う「気まずい間」です。
そもそも女性心理で会話とはどういうモノなのか?
例えば、女子会で「17時集合」「終電前に解散」というハードなスケジュールの人は少なくありません。
男性からすれば、「よくもそんなに喋ることがあるものだ」と思いますが、女性にとっては当たり前にできる事です。
そのくらい女性は「会話が好き」です。
しかし、女性は「話づらい」と思うと会話を減らします。もっと言うと会話を諦めます。これも女性心理によるものです。
男性の場合、多少「話づらい」と思っても、何かと話題を振りますよね?先程も言いましたが、女性は「会話が好き」です。
言い替えます。「女性は会話で疲れたくありません」
男性もそうですが、趣味や好きな事をしている時って、時間があっと言う間にすぎますよね?
女性にとって「会話」は、それと同じ事です。
しかし、ゴルフが趣味の人は「ゴルフ道具・ゴルフ場・メンバー」がないと楽しめないですよね?
「会話」も同じです「相手・状況・話題」が揃っていないと楽しめません。ここで「相手」とは「あなた」の事です。
「相手・状況」は女性が会話をし易い状況を生み出す方法で解説します。「話題」は、もうお分かりだと思いますが、女性が話を広げやすい会話術で説明します。
では具体的にどのようにすればいいのかを見ていきましょう。
女性が会話をし易い状況を生み出す方法
女性は直感で「この人会話し易い・しづらい」を判断しています。つまり、年齢・職業などでは判断していません。当たり前ですが・・・
では、どんな男性に「会話し易い」と感じるのでしょう?
心理学の実験では、「第一声」が与える印象が大きいという結果がでています。
実験の詳細は省きますが、その実験結果から、初対面の女性に「最も話しやすい相手」として選ばれた男性たちが取った行動をお伝えします。
初対面で目があったら、相手に近づいて「相手に聞こえる程よい声量であいさつ」をして「握手」を求める。
顔は常に「笑顔」で常に相手の「目を見て」話しかけ、話を聞く。
たったこれだけの事で相手が「この人は会話し易い」と感じます。また、この実験の結果から「選ばれた男性」には共通点がありました。
それは「女性慣れ」です。
変な意味ではなく、「妹がいる・姉がいる」など、普段から年齢の近い女性と接しているという共通点がありました。
反対に「選ばれなかった男性」の共通点は「女性慣れしていない」というモノです。
・笑顔がぎこちない
・握手で手汗が気持ち悪かった
・緊張のせいか声が小さくて話声が聞き取れなかった
・常に下を向いているので、呼びかけるのが面倒になった
など、女性に対して緊張や恥ずかしさで男性が取ってしまいそうな行動が目につきますね。
「女性慣れ」していない人も、上の方法で「話しやすい」と思ってもらえるように初対面の女性に合う前には鏡の前で練習しておきましょう。
ちなみに、この会話に入る方法は営業職の方などにも有効な方法です。
では、どうしても「女性慣れ」できない人。
突然ですが、「女性慣れ」は難しいですか?難しいと思っている人は「思考の転換」が必要です。
質問を変えます。その女性と会った目的は何ですか?
彼女になってもらう為ですか?それとも、ただの体目的ですか?
「まぁ、だいたい2つの内のどちらかだね。」と思った人は更に「思考の転換」が必要です。
上の2つは「目的」ではありません。上の2つは「結果」です。
「女性慣れ」している男性は女性と会う時に「目的」がハッキリしています。
その目的は「会話」です。
気がつきましたか?
「女性は会話が好きです」・・・
つまり、女性も合コンなどで男性に会う時の目的は「会話」です。
これは、「良い男性に出会いたいな」と思っている女性でも一緒です。
女性は「会話」なしには始まりません。男性の情報を引き出して自分に合うか、好きになれるかを判断しています。
よって、女性の目的も会話ですよね。
つまり「会話」という「目的を共有」しているから「会話」が成り立ちます。
女性と会う時の「目的」を「会話」と思考転換するだけで大きな変化があります。女性慣れが難しい、目的が答えられなかった人は是非、思考の転換をしてみて下さい。
ここまで「相手」についてお伝えしてきましたが、ここからは「状況」についてお伝えします。
女性が会話をしやすい「状況」とは何か・・・
既にあなたが「話しやすい相手」となっている事を前提にした場合、「状況」とは何を指すのでしょう?
言い替えると解りやすいかもしれません。「環境」
どうですか?何となく解りましたかね?
ここで言う「環境」とは、陸上・海上・気温・湿度ではないですよ!(念のため)ここれ言う「環境」とは、「相手との距離」「周囲の人」「会話のタイミングと話題」です。
「会話のタイミングと話題 」については次の女性が話を広げやすい会話術で説明します。
女性が話を広げやすい会話術
まず、「相手との距離」ですが、心理学では「パーソナルスペース」と言います。言葉は覚えなくて結構ですが、次の距離は覚えておいてください。
密接距離:0cm〜45cm(相手に容易に触れることが出来る距離)
家族・恋人などの、ごく親しい人がこの距離にいることは許される。
それ以外の人がこの距離に近づくと不快感を伴う
固体距離:45cm〜120cm(二人が共に手を伸ばせば相手に届く距離)
親しい友人との会話などで、この程度の距離がとられる
社会距離:120cm〜350cm(身体に触れることは出来ない距離)
上司や知人と接するときにとられる距離
公衆距離:350cm以上
講演会や公式な場での対面のときにとられる距離
先程の実験で「近づいて握手」がありました。
これには「一度、相手に近づいて、危害を与えずに離れる」という、パーソナルスペースにとって有効な心理効果があります。
それは、パーソナルスペースに入られることに慣れさせる効果です。
むやみに自分の領域を侵されるのは気持ちが良いものではありません。しかし、近づく目的が相手に伝わっている場合は不快感を与える事がありません。
「握手」で不快な思いになった事ないですよね?
その繰り返しにより「あなた」が「相手」のパーソナルスペースに入ることに違和感や不快感を感じさせなくする効果があります。
では、日本で、それも初対面の女性に近づく為にどうしたらいいのか?
先程の心理学の実験は海外で行われているので、日本で握手は不自然でしょう。
そんな日本では、こんな方法はどうでしょう。
「プライベート用の名刺」
最近は持っている人も多いです。
家電量販店などで「名刺用のコピー用紙」は簡単に手に入りますし、無料の名刺作製ソフトも大量にあります。
自分のプライベート名刺を作成し、相手に渡すのは話題づくりにもなるので一石二鳥です。
是非、実践してみて下さい。
女性と会話をするときに最適な距離
少し話がそれました。
では、このパーソナルスペースの慣れを意識しながら実際に相手と会話する場合の距離は3の「社会距離」から始めて下さい。
1の「密接距離」は恋人にしか許さない女性も多いのですが、男性は勘違いをして、2の「固体距離」を飛ばしてしまう方が多く見られます。
心理学的に男性は自ら1の「密接距離」に入るべきではないと言われています。
2の「固体距離」で会話ができるようになったら、「相手の許可」をとって「密接距離」に入るか、相手があなたの「密接距離」に入ってくるまで待ちましょう。
「緊張」「姿勢」「共感」「自己開示」初対面の女性とも自然な会話が楽しめますね。また、「思考の転換」において、「この会話術を試してみよう」と転換をするのも緊張がほぐれます。
人は学んだ知識を披露したくなります。
ここで得た会話術を実践してみるのも方法の一つです。
そして、大事な事は相手も人間であるということです。
人間である以上「喜怒哀楽」があります。
相手の喜怒哀楽をしっかりと見極めながら楽しそうな会話に水を差すようなネガティブな話題を取りこむのは避けましょう。
会話を弾ませるためのポイント「周囲の人」
次に「周囲の人」です。非常に簡単です。
想像すれば解ると思いますが・・・
・映画館でワイワイ会話できますか?
・葬儀場で明るく喋れますか?
・結婚式で不幸な話しをしますか?
しないですよね?
それは、「周囲の人」の目があるからです。
女性は特に「周りにどう思われるか」を気にします。
つまり、女性が「今なら会話をしてもいい」と思える状況にならないと会話はできません。理想的な状況は、「周囲の人」がそれぞれ色々な会話で盛り上がっている状況です。
初対面の女性や初デートなので、静かな場所を選ぶ人は多いです。
しかし、それは女性にとって非常に会話をしづらい環境になります。
おすすめの場所は、ある程度賑やかな居酒屋やスポーツ観戦になります。適度な騒音があり、絶対に「周りの人」が自分たちを気にしていない状況が理想です。
つまり、KY(空気読めない)ではなくKT(空気作れ)です。
女性が話を広げやすい会話術
女性の会話は「興味」と「肯定」で成り立っています。
いきなり結論を言いました。
女性は「興味」のない事について言葉数が少なくなります。
それどころか、「興味」のある話題になるのを待っているか、自分から変えるタイミングをはかっている事が多く、その間、あなたの話は殆ど聞いていません。
また、女性は「否定」をされると委縮します。直ぐに委縮します。簡単に委縮します。
何度も言いますが「女性は会話が好き」です。なので、自分の話を「否定」されると、「好きな会話」を守るために防御反応が起こります。
それにより「委縮」していまい、次の会話が怖くなります。
結果、会話が切り出せなくなったり、自分の意見を言えなくなります。
なので、女性の会話には「肯定」が必要です。
女性同士の会話が盛り上がるのはお互いに「興味」と「肯定」を自然としているからです。
ここでは具体的な例で見ていきたいと思います。
例えば女性が・・・
「私は犬が好きで、2匹飼っていて、寝る時も一緒なの。」
と言ったとします。
これに対し男性が・・・
A.「2匹も飼ってるの?エサ代とか結構かかって大変じゃない?」
B.「2匹も飼ってるの?エサ代の為に仕事も頑張れそうだね!」
両方とも「ペットのエサ」をキーワードに返答してみました。
あなたはどちらがいいと思いますか?
正解です。Bです。
Aは相手が「犬が好きだ」と言っているのに、その好きな物に迷惑しているとう否定的な発言です。
Bは相手が「犬が好きだ」と言っているので、、好きな物の為なら頑張れるという肯定的な発言です。
難しいですか?
女性同士では自然とこの様な会話が繰り広げられます。
それも永遠と・・・
しかし、これで「肯定」の意味は解りましたよね?では、「興味」と「肯定」から成り立つ会話とは何でしょう?
「興味」とは、あなたではなく、女性が興味を示す話題であることを指します。「肯定」とは、あなたが、女性の発言を「否定」しない事を指します。
初対面の女性の場合、何に興味があるのか判断するのは難しいでしょう。
それには解決法があります。
驚かないでくださいね!
興味のある話題を見つける解決方法
解決法は・・・
誰でも興味のある話しをすればいいのでは?
少し驚いてくれたら嬉しいです。
「そんな話題あるわけがない」と思っていますよね?では言い方を変えてみましょう。
誰でも興味を持てる話をすればいいのでは?
少し希望が見えました?これ以上は回りくどくなるので控えます。
では、誰でも興味が持てる話とは・・・怒らないでくださいね。
それは・・・
その人が興味のある事についての話題
怒りました?
「それがわかんねぇから困ってんだよ」って・・・
なぜこんな書き方をしたのかと言うと、あなたも自分が興味のある話題を喋りたいですよね?相手にも、相手が興味のある話題について喋ってもらいたいですよね?
そうでなければ、「会話が成り立ちません」と、私が言いましたから。
その方法を具体例で紹介します。
男性が・・・D 女性が・・・J
D「俺、読書が好きで、最近は心理学の本にハマってるんだけど、心理学とか好き?」
J「心理学とかは難しそうで、どちらかと言うと苦手かな」
D「だよね。俺も最初は難しいと思ってたけど、本によって解りやすいのもあるよ!」
J「へぇー。そうなんだ。」
D「○○ちゃんはどんな本を読む?」
J「小説が多いかな。」
D「小説面白いよね。国内作家?海外作家?」
J「決めてないけど、映画になった小説とかが中心。」
D「映画になると配役とか気になるよね?」
J「うん、凄い気になるし、イメージと違うと少しショック」
D「わかる!小説ではもっと男らしい感じだったのにとかあるもんね。」
D「最近、これは違うぞって思った作品とかあった?」
J「違うぞはなかったけど、○○はイメージ通りの配役で面白かった」
D「俺もそれ見たよ!まだ小説は読んでないけど、読んでみようかな。」
J「うん、読んでみるといいよ。私はイメージ通りだったけど。」
D「じゃあ、今度読んでみるね。小説いっぱい持ってる?」
J「そんなに沢山はないけど、面白かったのはとってあるよ。」
D「面白くなかったのは、やっぱり売ったりしちゃう?」
J「うん。基本は古本屋。でも面白くないっていう事を共有したいときはあげちゃう。」
D「それ解る!面白くなかったら、つまらないから読んでみて!ってなるね。」
永遠と続いてしまうので、この辺で・・・
えっ?「相手が本に興味ある設定にしてんじゃねぇ」と・・・
よく気がつきましたね!
そこがポイントです。
その前に、この会話は「興味」と「肯定」である事を再度確認してください。
では、なぜ「本に興味がある」設定になったのか・・・
あえて説明を後回しにしました。
それは、相手の「観察」です。
ここで設定したのは「本に興味がる」ではなく、「カバンから本が見えていた」です。
少し納得してもらえましたか?
会話において「観察」は非常に重要です。多くの男性が女性の「顔・胸・足・お尻・スタイル」しか見ていません。
それは「観察」ではなく「観賞」です。
体目的の人なら「品定め」といった所でしょうか。
思い出して下さい。
その女性と会った目的は?
その通り!「会話」です。
では「観察」とは何をするのか?
相手の持っているモノや服装、髪型・ネイル等です。
先程の例では「本を持っているのが見えた」ので、本の話題を始めました。
しっかりと観察をすれば何か情報を得ることができます。
例えば・・・
・ネイルが綺麗に仕上がっている。(はがれている指が無い)
・髪型が綺麗に編みこまれている。(三つ編み・フィッシュボーンなど)
・最新のスマホを持っている。
・ブランドの時計をしている。
・肌が他の女性より白い。
・服にしわが全くない。
・指が長くて綺麗
などなどあげればきりがありません。
そして最も重要な点が・・・
自分から興味がある事を告げる
と言うことです。
例えばネイルが整っている女性には・・・
D「ネイル綺麗だね!もしかして自分でやってるの?」
J「ありがとう。自分じゃないよ。ちゃんとネイリストにやってもらってる。」
D「上手なネイリストだね。前から興味あったんだけど、男でもやってもらえるの?」
J「今は結構ネイルしてる男の人多いよ!」
D「そうなんだ!男の人ってどんなネイルするの?」
などなど、これも永遠と続いてしまうので、この辺で・・・
男性がとてもネイルに興味がありそうですよね?
この様に自分から先に興味を伝えることで、相手が自分の興味の話題を話しやすくなります。
そして、男性・女性に関わらず、誰しもが「教える」事を好みます。「教えられる」のは信用している相手でないと耳に入ってきません。
なので、相手に教えてもらえるような質問をすることも良い方法です。
では、最後になりましたが、「タイミング」について話します。説明するまでもないと思います。
「会話のタイミング」とは・・・
・相手が租借(食べ物を噛んでいる最中)に質問しない。
・相手が洗面所に行きたそうな時は「間」を作る。
・相手がスマホを熱心にいじり始めたら待つ。
・相手が周囲を見回したり、キョロキョロしていたら、会話を中断する。
(この場合は、時間?やお手洗い?冷房強い?などの気づかいができればベストです)
この様に会話には自然と掴めるタイミングと、相手を見ていないと掴めないタイミングがありますが、多くの人が自然とできると思います。
まとめ
少しでも「会話」をしてみたくなってもらえていれば幸いです。また、意外と「そう言われてみれば、確かに!」と思ってもらえていると嬉しいです。
会話術その1からその2まで「緊張」「姿勢」「共感」「自己開示」をはじめとして、女性との会話術をお伝えしてきました。
実は多くの「モテ男」はこの事を頭ではなく「経験」や「勘」で解っている人が多くいます。
この内容を頭で理解し、自分の周りにいる「モテ男」を観察するのも面白いと思いますし、勉強になると思います。
また、芸能界にも「モテ男」と呼ばれる人たちがいますよね?そういった人たちが出ているテレビをチェックしてみるのも勉強になるでしょう。
では、皆さんが女性との会話に「楽しい」と思える事を願っています。