普段から異性と話をしていてこんな風に思った経験はありませんか?
あなたが男性なら「どうも女性の思考って理解できないな~」
あなたが女性なら「なんで男ってそういう考え方しかできないの!?」
「男性と女性とでは考え方や価値観が違う」「思考パターンが異なる」といったことは、多くの人が経験していることですし、また過去にも多くの実験・検証が繰り返されてきました。そしてついに、ここ数年脳科学の研究が進んだことで、あるひとつの重大な事実が判明したのです。
それは男女の脳はそれぞれ作りが違うということです。
実は私たちが日常生活のなかで感じている、「男らしさや女らしさ」、「男っぽい性格や女らしい性格」といった特徴・傾向は、そもそも脳の作りが違うことが原因であることがわかりました。
では女性の脳、いわゆる女脳には一体どんな特徴があるのか?男脳とは何が違うのか?
今回はそれらをわかりやすく解説していきます。お伝えする内容を知っていれば、仕事上でもプライベートのやりとりでも、女性に対する適切なコミュニケーションが取れるようになります。
日頃から「女性の考え方や思考が理解できない」と悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
男女1000人の脳を全てスキャンした男ラギニ・ヴァーマ氏
まず最初に、「男女で脳のつくりが違う」とは具体的にどう違うのかをご説明します。つくりの違いを発見したのは、米ベンシルバニア大学の神経学医であるラギニ・ヴァーマ氏です。
彼はなんと脳の解析をするために1000人の男女を被験者として迎え、全員の脳をもれなくスキャンしました。そこで発見したものこそ脳の構造上の違いだったのです。特徴は大きく二つありました。
・男性の脳神経は、前後への結合が強いという特徴
・女性の脳神経は、左右への結合が強いという特徴
ラギニ氏によれば、「これほどの違いはもう違う種の生物と言っていいくらいの違いだ」と彼はいっています。彼の発表を見る限りでは、特に女脳の方はかなりメリットも多いです。
⒈省エネで複雑な仕事を効率よくこなせる力がある
これはキャリアウーマンの方によくみられる傾向でしょう。脳のつくり上、彼女たちは男性よりもより少ないエネルギーで効率よく作業をこなすことができます。
⒉左右の結合が強いため、複数の作業を並行して進められるのが得意である
例えば携帯で電話をしながら爪を切ったりお肌の手入れをしたり。
あるいは朝ごはんを作りながら横目でテレビもみつつ、子どもに忘れ物がないか確認したり。
女性はみんなそういう同時進行の作業が得意ですよね。
⒊抽象的な情報だけで人の気持ちを察することが可能
これはある意味、感情移入しやすいという言い方もできます。よく言えば感動しやすかったり、相手のことを思いやることができるということです。
ただその反面、一度感情的になってしまうと、発言や思考に理屈や論理性がなくなってしまうことも多いです。男女で喧嘩をするとたいてい女性の方が支離滅裂になってしまったりしますよね。
会社内で女性の上司と男性の部下が口論するとき、問題の解決ではなく途中から女性の上司の感情の発散の時間になってしまっている、なんてこともよくあります。
もちろん個人差はありますし、当事者の性格によっても違いますが、要するに長所と短所は表裏一体ということです(笑)
⒋その他の女性脳の特徴
・観察眼がある
・嗅覚や味覚に優れている
・比較的に甘い食べ物を好む
・言語能力に長けている
・左右の区別が瞬時にできない
・地図が読めないことが多い
・口数を増やし会話をすることで情報整理をしている
・たくさん話すことでストレスが発散される
・微妙な変化に、敏感である
女性脳をもつ男性!?
また同様の意味で、「女性脳」や「男性脳」といった言葉もあります。それらの言葉を使って「メンタリズム」を提唱しているのが、テレビタレントとしても有名なメンタリストのDaiGoさんです。
彼は人の心をいとも簡単に読み、人を操る技術「メンタリズム」を得意としています。そんなDaiGoさんですが、自身の著書『男女脳戦略』の中である面白いことを説明してくれているのです。
それは、女性脳か男性脳かを判断するための方法です。ここで勘の良い方はお気づきかもしれませんが、女性脳は何も女性だけが持っているものではないのです。あくまで脳の構造上の違いなので、女性脳の特徴をもつ男性もいれば、男性脳の特徴をもつ女性もいます。
それを判断する方法をDaiGoさんが教えてくれています。
男脳と女脳、あなたはどっち?今すぐわかる診断方法!
まず自分の右手を見てみましょう。よく見て欲しいのは指の長さです。
あなたの薬指と人差し指、どちらがより長いでしょうか?
実は薬指の方が長ければ「男脳」であり、逆に人差し指の方が長ければ「女脳」だと言われているのです。「指の長さなんかで脳の違いがわかるの?」と思われるかもしれませんが、これにはきちんと理由があります。
なぜ指の長さの違いで脳の構造上の違いがわかるのか?これを説明するためには、あなたが母親のお腹の中にいたころまで歴史を遡る必要があります。
これはイギリスの心理学者であるジョン・マニング氏が自身の研究によって明らかにされたのですが、お腹の中にいる赤ちゃんは、母親からいろんなホルモンを吸収して育ちます。その中でも、指の長さに関わってくるホルモンが「テストステロン」というものです。
これを大量に吸収した赤ちゃんは、特徴として薬指が長くなります。テストステロンを多く浴びない赤ちゃんは逆に人差し指が長く(あるいは同じくらいに)なるのです。
そして統計上、男性は人差し指より薬指が長く、女性は薬指より人差し指が長いということから、男脳か女脳かを判断するのにこの「二本指の法則」が使われているわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか?これで女脳の特徴、またその見分け方がおわかりいただけたと思います。ぜひ今後、「なんかこの人女脳っぽいな」と思ったら、チラっとその人の指の長さをチェックしてみてください。
もし人差し指の方が長ければ、その人は女脳の持ち主です。相手が感情的になって支離滅裂なことを言い出しても、「そういう脳だから仕方ない」と温かく見守ってあげましょう。相手が満足するまで吐き出させてあげてください。