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人間関係の肝!ラポール(信頼関係)形成の3つのテクニック

人間関係の肝!ラポール(信頼関係)形成の3つのテクニック

「ラポール」という心理学用語があります。

心理カウンセリングや教育現場などでも重要視されているもので、その意味は「信頼や友愛の感覚。人間関係において信頼や尊重、相互理解の関係が確立され、それを維持する過程」を指します。

つまり、自分と相手との間に生まれる「信頼関係」です。

一般的に、相手との信頼関係は長い付き合いを通じて作り上げていくでしょう。

相手の性格、趣味、友だち関係など相手の事を知り、理解していくことで信頼関係が生まれます。それは同時に、相手もまた自分のことを知り、理解していくプロセスが必要となります。

どちらかの一方的な理解や信頼、尊重ではなく、両方が互いを理解した上で「ラポール」が形成されていくのです。

では、なぜラポールが必要なのでしょうか?ラポールの作り方を知るとどんないいことがあるのでしょうか?今回は、家庭や仕事場などで活用できる「ラポール」についてみてみましょう。

 

ラポールって必要?

相手とラポールがとれるとどんなプラスがあるのでしょうか?

心理カウンセリングにおいて、一番はじめにカウンセラーが行うことはクライアント(患者)との間に「ラポール」を形成することです。

クライアントがカウンセラーに対して、信頼できないと、カウンセリングにおいてクライアントをプラスの方向へ導くことはできないからです。

初対面の相手に、自分のことを色々と聞かれてもあまりプライベートなことは話す気にはならないでしょう。最初の段階では誰もが、そのカウンセラーがどんな人物なのか、頼りにしていい相手なのか、自分の話をして理解してもらえるだろうか、と様々な面を疑いながら観察することでしょう。

信頼していない相手には自己開示も難しい上に、その信頼していないカウンセラーから何かアドバイスをされても受け入れられないでしょう。

私たちは相手を信頼できて初めて、相手の言葉が素直に心に入ってくるものなのです。つまり相手とのコミュニケーションを円滑にするためにも、この相互間のラポールが必要不可欠なのです。

ではそのラポールは長い時間をかけずとも形成することが可能なのでしょうか?

数十分という、わずかな時間の中でカウンセリングを行うカウンセラーたちは、どのようなテクニックを使って相手とのラポールを作るのでしょうか?

その代表的な3つのテクニックを見てみましょう。

 

ラポールをつくる3つの方法 

1.オウムのように「バックトラック」

2.呼吸を合わせて「ペーシング」

3.相手の鏡のように「ミラーリング」

私たち人間は、自分自身と共通点がある相手や似てる相手に無意識に安心感を覚え、相手に親しみを感じます。その心理を利用してラポールを取る方法がこの3つのテクニックです。

 

オウムのように「バックトラック」

相手の話を聞きながら、部分的に相手の言葉を繰り返すテクニック。オウム返しをする、ということです。それによって、相手は「この人は自分の言葉を理解してくれる。認めてくれている。この人は信用できる」と安心します。

例えば

相手「飼っていた猫が病気になってしまって、今、病院に預けているんです。寂しがり屋だからすごく心配なんです。そのことが気がかりで昨日から食事ものどを通らないんです」

自分「猫が病気になってしまったんですか。病院で預かってもらっているんですか。それは心配ですね」

というように、相手の言葉をできるだけ使い、繰り返すことが大切です。

逆に「猫、入院しているんですかー。それは心配ですね。うちも犬がいますが、病院にかかったことはないですね。」と、相手の使った言葉を変換したり、自分の事を押し付けるような言い方をしてしまうと、逆に相手は不快に感じ「この人は理解してくれない」とラポール形成を遠ざけてしまうので、気を付けましょう。

 

呼吸を合わせて「ペーシング」

相手のペースに合わせることを「ペーシング」といいます。

会話をしながら、相手の話すスピードやテンポ、表情、動作などを合わせます。早口の相手には早めのスピードで、ゆっくり話す相手には、同じようにゆっくり話します。

早口の人にゆっくり答えると、イライラさせますし、ゆっくり話す人に、早口で話すと、威圧感を与えてしまいます。

できるだけ、相手のペースを真似することによって、相手は自分と似ていることに対し、無意識に安心感を持ち、その結果ラポールの形成へと繋がるのです。

 

相手の鏡のように「ミラーリング」

ミラー(鏡)のように動作や表情を真似るというものです。

それは例えば、相手が足を組んで椅子に座っているとしたら、自分も同じように足を組んだり、相手が飲み物を飲むタイミングで自分も同じように飲み物を飲んだりするのです。

しかし、これはあまりすべてを真似ようとすると不自然になり、相手が「自分の動きを真似している」と気づいた場合は、逆に不信に感じてしまうことがあります。

全ての行動を真似するのではなく、わずかな頷きや、手元や足元の動きなど、大袈裟すぎないように気を付けて行ってみましょう。

 

まとめ

3つのラポール形成のテクニックはどれも簡単!今日からでもすぐに挑戦できるでしょう。最初は親しい友人に対して練習をしてみるのもいいかもしれません。

最初の内は、相手の話をどうやってくりかえそうか、と考えてしまったり、相手のペースをじーっと観察してしまったり、仕草や動作などばかりに気を取られて、相手の話が耳に入ってこない場合もあります。

練習を重ね、バックトラック、ペーシング、ミラーリングが自然にできるようになると、初対面の相手でも容易にラポールを作ることができるようになります。

同時にここで大切なことは「ラポールをつくること」は一方的な思いではできないということ。

相互の間につくる「ラポール」は、相手が自分に対して信頼してくれるようにするだけでなく、自分自身も「相手を理解したり、受け入れたい、信頼したい」という思いで、ラポールを作ることです。

テクニックを使えば簡単にラポールが形成されるわけでなく、そこには自分の相手に対して「この人のことを知りたい」という相手への想いも大切なのです。