泣き出す催眠術

今回は前回の続きです。感情の部位の中で、前回は“笑い”でしたが今回は“泣く”、悲しいという感情です。

覚えておいていただきたいのは、催眠は、自律神経失調症など、自律神経に問題のある人がかかりやすいということです。

前回は「感情の部位の隣接」という話をしましたが、今回は逆転現象があります。
逆転現象とは何かというと、好きな人が裏切り行為をしたことによってすごく憎くなったということがありますが、これが感情の逆転です。
この現象を使うことによっていろんなことができます。

私がまだ催眠術や心理学を学んでいない20代前半のころに、会社にすごくかわいい女性が入りました。この子を落としたいと思ったときに使った手ですが、1カ月間シカトしていました。フルシカトです。超、冷たくしました。

男ばかりの会社だったのでみんながチヤホヤしますが、逆に私は1カ月間、いじめるぐらい冷たくしました。
1カ月後に、もうそろそろ頃合いだというところで、2人きりになる機会があったので、「ごめんね、実はあなたのことがすごく気になっていたから、逆に意地悪をしてしまった」みたいなことを言いました。
その瞬間に、相手が好きになったのかどうかはわかりませんが、すごく近くなりました。

これを感情の逆転現象と言います。
冷たくされるとマイナスの感情がたまりますが、「実はあなたのことが好きだから気になって」ということになると、マイナスの感情がそのままクルっと反転します。

感情はプラスには動きづらいですが、嫌いという感情には動きやすい。冷たくすればいいだけです。
嫌いに動いた感情が10だとしても、ある技法を使うとクルっと変換して「好き10」になったりします。

これを感情の逆転現象と言います。
感情の逆転現象を使うことによって、相手の精神を不安定な状態にすることができます。

これをうつ病と言います。うつ病は、感情の起伏が激しくて、普通は楽しくなりすぎると元に戻そうとする現象が起きますが、どんどん上に行ってしまって元に戻れない。
逆に、悲しくなると、人は立ち直ろうとして平常に戻そうとしますが、戻そうとする力が働かない。これがうつ病です。

感情の逆転現象は、この中間地点に相手をいさせない。
嫌い→好き→嫌い→好き、反転させることで相手の精神を不安定な状態にすることができます。こうすることによって催眠にかかりやすくなります。簡単にいうと洗脳しやすくなります。
これが感情の反転現象を使った洗脳技法です。

この前の内容は“笑い”でしたが、今回は、どれだけ悲しませることができるか、お見せしたいと思います。

 

 

 

 

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